背景と課題
同社は華南エリアの消費財卸で、菓子・日用品を中心に複数ブランドを取り扱い、数百の小売店舗と二次卸へ販売しています。受注業務は長年、人の手に頼ってきました。営業が電話とチャットで受注し、社内スタッフがそれを用友 ERP へ転記。毎日午後は一斉のデータ投入、審査、受注処理で埋まっていました。
その結果、転記ミスによる誤出荷がたびたび発生し、頻繁な販促価格の改定で見積もりミスも後を絶えませんでした。Excel と ERP の二重管理により月次の消し込みには約 3 日を要し、経営層にはチャネル在庫の即時状況が見えないという課題も抱えていました。
ソリューション
自社開発の受発注システム「優簡易」を下流店舗向けの注文ポータルとして導入しました。店舗はリアルタイムの価格と在庫を確認しながらセルフ発注でき、バックエンドでは用友 ERP のオープン API を通じて連携します。商品・得意先・価格マスタは一元管理され、受注・返品データは ERP へ自動登録されます。
導入は三段階で進めました。まず 2 週間でマスタデータのクリーニングとマッピング設計を完了し、次に 30 店舗でパイロット運用を開始。その後、下流顧客全体へ段階的に展開し、大口の特注取引に備えて手動発注の経路も併設しました。
導入効果
- 発注は店舗のセルフオーダーがすべてで、ERP へ自動同期。手作業の転記はゼロになりました(サンプル数値、要確認)。
- 転記ミスによる誤出荷のクレームはほぼ解消し、返品対応のリードタイムも明確に短縮しました(サンプル数値、要確認)。
- 月次消し込みは約 3 日から半日へ短縮し、決算締めに余裕が生まれました(サンプル数値、要確認)。
- 店舗・エリア・SKU 別の受注と在庫を即時把握でき、販促の発注計画をデータに基づいて立てられるようになりました。